戦国武将浅井氏三代の居城「小谷城」、織田信長布陣跡「虎御前山」を走りました!辻 佳世子
1月13日,浅井三姉妹誕生の地で浅井氏三代の歴史を築いた小谷城址のある「小谷山」と、その南側正面に相対する織田信長布陣跡「虎御前山」、2つの山を走って登山する、というトレーニングを行いました。
まずは小谷山。東側ルートの出丸跡から追手道を走り、番所跡に到着。
かつては検問所があり城郭への入口だったとのことです。
番所跡を超えて程なくすると視界が開け、眼下には虎御前山が見えます。浅井長政と織田信長との激しい攻防戦はこのような地で行われたのか、と感慨もひとしおです。さらに、御茶屋跡、御馬屋跡、赤尾屋敷跡を超え、桜馬場跡に到着。琵琶湖も大きくひろがる大パノラマ。大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」のロケ中心地となっていたようです。
浅井氏家臣供養塔もあります。
そして黒金御門跡、江が生まれたとされる大広間跡を走り、目的地本丸跡に到着。
今は石積みと大堀切が見られるのみで、浅井氏三代の歴史の終わりとともに廃城になってしまったという歴史の厳しさ・悲しさが感じられました。秀吉が長浜城を築く際に、持ち去られた石垣もあるそうです。
このころになると雪も20㎝ほど積もり、新雪に足を取られそうになりながらのランニングとなりました。時間は既に午後3時20分。慌てて下山し、国道365号を横切り虎御前山へ走りに走りました。平地は風を遮るものもなく、山の中よりも寒さが身にしみ、向かい風にも関わらず自ずと走るスピードは上がっていきました。
虎御前山に到着し、まず柴田勝家陣跡を発見。その後最前線であった木下秀吉陣跡、柴田勝家陣跡、織田信長陣跡、堀秀政陣跡、滝川一益陣跡、丹羽長秀陣跡、蜂屋頼隆陣跡、多賀貞能陣跡と次々と陣跡を走り抜け、虎御前山を縦走した形となり下山しました。
その後、虎御前山周囲を半周し、小谷山に戻りながら、さらに姉川の戦いで有名な姉川の支流田川沿いでスピード練習を行い、本日のトレーニング終了!
( 手前が虎御前山、奥が小谷山です)
すぐに小谷山清水谷にある須賀谷温泉に向かいました。浅井長政、お市の方、浅井三姉妹も湯治に通ったと言われる赤茶色の秘湯に浸かると、寒さと疲れで感覚がなくなっていた手も足もほっこりとやわらぎます。冬の屋外トレーニングの醍醐味、幸せな瞬間です。
久しぶりのトレラン、無事に終了できました。
今年も元気一杯、駆け抜けたい!と思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。