中山共同律事務所

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新年のごあいさつ

 昨年は、10月に台風が2度にわたり襲来したかと思うと、11月中旬には紅葉を吹き飛ばすかのように寒波が押し寄せ、12月には早々と各地で初雪を観測するなど、最後まで天候に翻弄されながら1年が過ぎ去ったとの印象です。平成30年は穏やかな正月を迎えたいものです。
 国政では、昨年10月の衆議院総選挙で、与党が従前と同程度の議席を確保し安定多数を維持する一方、野党は、民進党が分裂した結果、少人数の党が乱立し、与党に対するチェック機能が果たせるのか心許ない状況となっています。また、アメリカのトランプ政権の一挙手一投足に振り回された昨年と同様な状況が今年も生じることは、覚悟して臨まねばなりません。さらに、清水寺の貫主の書かれた昨年を象徴する文字が「北」であったごとく、北朝鮮の問題は、いよいよ差し迫った脅威として今年が正念場になると感じている方は多いのではないかと思います。
 経済面では、昨年、アメリカがTPPを離脱した後、アメリカを除くこれまでの交渉参加国で新たな大筋合意ができたこと、EUとの経済連携協定(EPA)が大枠合意に達したことなどで、今後、これまで以上に貿易面での成果が期待でき、日本の経済発展につながりそうです。その成果が広く国民の生活や所得にまで反映されることを願いたいものです。
 ところで、当事務所では、2年間執務していただいた冨島利央弁護士が、本年1月から大叔父が所属している冨島・小川法律事務所に移籍することになりました。2年間の在籍中にどこまでお世話できたか、心許ない気持ちを持ちながらも成長した姿で本家にお返し出来たのではないかとの自負も少しばかり持っております。他方、昨年修習を終えたばかりの中山裕徳弁護士を迎えることになりました。学生時代にサッカー部でゴールキーパーをしており、皆様のお気持ちを真正面から受け止める守護神となるべく育成していく所存です。よろしく御願い申し上げます。

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