3月10日 名古屋ウィメンズマラソン 辻 佳世子
昨年、2月26日東京マラソン4時間5分台、3月11日名古屋ウィメンズマラソン4時間4分台、8月北海道マラソンで4時間7分台、と私のフルマラソンの記録は、サブフォー(3時間台)まであと少しというところで踏みとどまっていました。
他方、8月の北海道マラソンで痛めた右腰からハムストリングスにかけての怪我が、9月のレースで悪化し、以後、治療を続け、トレーニングも減らしていました。
トレーニング不足によりベスト体重より3㎏オーバーしていることから考えても念願のサブフォー達成は極めて難しいであろうと思い、今回は故障なくベストを尽くすことだけを目標にスタートしました。
天候は晴れ、春の日差しに包まれた中、色とりどりのウェアに身を包んだランナー達が一斉にスタート!私はマイペースをキープしました。
マイペースのまま環状線を南へ。トップランナーを右手に見てから、堀田を折り返し、桜通へ。桜通に入りしばらく後天候が悪化し、空はどんよりとした曇り空。太陽電池の時計が止まってしまいました。相当ショックを受けましたが気を取り直し走り続けます。
その後、若宮通を折り返し、名古屋城、康生通を折り返すころ、去年の悪夢が蘇ります。ちょうどこの30キロ地点あたりで両脚が攣りはじめ、サブフォーを出せるタイムを保っていたのに何度も脚を止めざるを得ず、悔しい思いをしながら桜通まで脚を引きづったこと。何とか完走したものの、サブフォーまで後一歩というところで終わってしまった去年の名古屋ウィメンズマラソン。
しかし、今年は脚が攣るということも今の実力と受け入れ、故障なく完走することが目標。市役所前の上り坂を慎重に走ります。強烈な向かい風。それでも私の脚は、30キロマラソン後に色々悩んだ末に導入した暴風レッグウォーマーのおかげもあり冷えることなく脚も攣りません。
内山の交差点に近付いてくると軽い上り坂のせいか脚が重ーく感じられます。しかし、1キロ、また1キロと淡々と走り続けます。そして、39キロ地点を越えた時、ようやく私は脚が攣ることなく完走できるであろうことを確信し、最後のスパートに入ることができました。
本当はもっと早くからスパート出来れば良かった!でも、今年はこれが精一杯。
走って走って、息を切らしながらゴール。ゴールした途端、苦しくて涙があふれてきました。
今年のタイムも4時間5分56秒(ネットタイム)。
やはりサブフォーにあと少しで及ばず。しかし、近い将来のサブフォー達成を確信できた大満足の結果でした。