任務終了 加藤雄一
平成22年10月からの2年間,名古屋家庭裁判所で家事調停官をしてきましたが,この9月でその任期が終了しました。
一般の方は,家事調停官って何だ?と思われると思いますので,少々説明しますと,簡単にいうと家事調停をする非常勤の裁判官です。一般の感覚を裁判所にいれることと,その延長で弁護士から裁判官に任官してもらうという弁護士任官を進めるための一ステップとして導入された制度です(私は,本来の制度趣旨に反して任官する予定はありませんが。)。
あくまで非常勤なので,週に1日担当日に裁判所で勤務すればよいのですが,丸1日弁護士業務ができないのは結構大変でした。けれども,裁判官室で裁判官と話をしたり,裁判所の立場で事件を見ることができたのは,いい経験となりました
今後は,この経験を弁護士業に生かせればと思っています。